学習院池袋3

学習院の中にある乃木館です。

この建物は、明治41年9月に建てられた学習院学生寄宿舎の総寮部の一部分を移設したものです。乃木希典院長は開寮と同時にここに起伏し、学生と寝食を共にしてその勲等にあたられた。

 

乃木館の反対側です。

乃木院長の歌

寄宿舎で楽しきことを数ふれば撃剣音読朝めしの味

榊壇

榊壇・榊壇碑・国境採収石塊碑

榊壇は、明治42年(1909)明治天皇の学習院行幸を記念し、翌年乃木希典院長の詞日によって築造されました。団の中央には天覧榊が植えられ、周囲は当時の国境から集められた80個の石で前方後円型に型に築かれています。医師には1~80までの番号が刻まれ、国境採収石塊碑にある石の採収地と対照できます。

小樽市、八丈島、小笠原諸島や、樺太、朝鮮半島、遼東半島、台湾など当時の四境から採集したものを用いています。

後円部の頂には、明治42年(1909)、この地に学習院校舎が新築され、その落成式で明治天皇が展覧した榊が植えられています。

榊壇外の左手前には、榊壇に関する由来が記されて石碑が建立されています。

榊壇は乃木希典の教育理念に基づいて作られたもので、訓育上重要な場所であったと考えられています。明治期の学習院の教育理念を当時のままに伝える遺跡です。