パンガー湾
パンガー湾は、プーケット島とタイ南部のマレー半島に囲まれたアンダマン海域400 km²の湾。
1981年湾周辺域はパンガー湾国立公園に指定された。
国立公園はパンガー県内に位置する。
パンガー湾国立公園(海洋国立公園)は、2002年8月14日、生態系の国際的重要性からラムサール条約 に登録された
パンガー湾は水深の浅い湾である。
湾内には42の島があり、潮間帯森林湿地、28種類のマングローブ、藻場、サンゴ礁などが見られる。
このような湾内では、世界的に絶滅の危機に瀕しているクロエリシロチドリ (Charadrius peronii)やシベリアオオハシシギなど、少なくとも88種の鳥類を見ることができる。
1万年前頃はパンガー湾の海面水位は低かったため、現在のプーケット県やクラビー県から歩いて渡れたと考えられている。
パンガー湾では、地域コミュニティのなかに豊かな文化が残っており、漁撈、屋根を葺くニッパヤシの収穫などが見られる。