見次山 松壽院
本尊 地蔵菩薩 天明5年12月24日
開基 大永4年 見次権兵衛創設
宗派 真言宗豊山派
総本山 長谷寺 奈良県桜井市初瀬
祖師 宗派 弘法大師(空海)
中興祖 興教大師(覚鑁)
派祖 専誉僧正
開宗 仏教の神髄を説く密教が、インドより中国を経て、平安時代に、弘法大師により日本に伝えられ、真言宗として成立開宗されました。
教え 諸尊の総本尊としての大日如来の境地や徳を表した真実の言葉「真言」の教えを体得し、即身成仏を説く。
曼陀羅思想は、大日如来の智慧と真理を展開した教えで、全ての世界は、大日如来の総徳に包括され、理想社会を目指す。
延命寺は、見次山と号する真言宗寺院で、ご本尊は地蔵菩薩です。
開山は頼眞、開基は見次権兵衛とされています。大永4年(1524)、北条市綱は、上杉朝興が拠点としていた江戸城を攻め落としました。結果、上杉勢は河越へと遁走していきますが、その際には志村城でも戦闘が行われたと言われています。戦いの中で、志村城主篠田五郎の家臣見次権兵衛は、子息権太郎が闘死するのを目の当たりにし、戦後、息子の菩薩を弔うために居宅を供して寺院とし、自らは開基となったと伝わります。
「新編武蔵風土記稿」によれば、享保年中(1716~36)の鷹狩に際し、当時に御腰掛・御成門が設けられ、御膳所となったと記されています。将軍は当時を拠点として、戸田・志村原で行われた鷹狩へと赴いて行きました。