2019年1月2日に、東京都中野区の新井薬師に初詣に行ってきました。正式名は真言宗豊山派新井山梅照院です。最寄り駅はJR中央線中野駅、西武新宿線新井薬師前駅です。梅照院のご本尊は、薬師如来と如意輪観音の二仏一体です。この像は鎌倉時代の新田家の守護仏でした。しかし、この仏像が、鎌倉時代から南北朝の戦乱の中で、行方不明になりました。その後、相模国から行春という層が草庵を作りました。その庭の梅の古木から光が出て、その穴から像が発見されました。そこで、この像を安置するために、梅照院を建てました。この薬師如来は「目の薬師」、「子育て薬師」と呼ばれて信仰されています。
ご住職が入場しました。
護摩とは、サンスクリット語でホーマ(homa)といい、焚く・焼くなどの意味があります。従って、「護摩を焚く」という言い方は誤りで、「護摩祈願をする」というのが良いようです。護摩は護摩壇中央にある炉の中に供物や護摩木(願いが書かれた特別な薪)を入れ、仏の智慧の火で煩悩を焼きつくし、参拝客の願いを元三大師様にお伝えし、所願が成就する事を祈ります。
薬師如来を守護するために、魔障たちと戦った十二神将が飾ってあります。そのうち、この像は「イノシシ(亥)」の「 毘羯羅大将(びきゃらたいしょう)」です。
我が家の宗旨は、真言宗豊山派で、かつては、文京区大塚に住んでいたので、護国寺には正月だけでなく、たびたびお参りしていました。
今年の年末年始は、晴天が続いて穏やかな正月でした。