専称院
宗派は浄土宗で、亀嶋山地蔵寺専称院と号し、ご本尊は阿弥陀如来です。
昔鎌倉時代の武将豊島清光が行基に七つの地蔵を作らせたという伝説があり、専称院の前身は豊島村民臼倉四郎衛門の要請を受けた祐天上人によって中興され、堂宇の整備が進んでからです。荒川沿いにあったため、寛政12年(1800)水害の溺死者の供養塔が建てられるなど、水難者の供養寺としても著名でした。専称院が都市計画道路建設によって豊島から当地に移ったのは昭和12年頃のことです。
元々、当地には、江戸時代初頭まで浄蓮寺があり、その後も乗蓮寺に付属する香林庵が残っていました。
武王山 最明寺 安養院
本尊 紅頗梨色阿弥陀如来
開基 最明寺殿時頼(北条時頼)鎌倉時代(1250年頃)
真言宗豊山派
真言密教は、インドより中国を経て平安時代に弘法大師により伝えられ、真言宗として広められました。
真言宗は、宇宙の根本原理を説く大日如来の真言を信仰し体得することによって、私たちが本来備わる仏性に目覚め、この身がそのまま仏になれるという、即身成仏の教えと、大日如来の智慧と真理を示した曼陀羅の思想により、すべての世界を包括し蜜厳仏国土という理想の社会を築くことを目指しています。