カリブ海のアンティグアとセント・マーティンからフロリダに向けて戻ってくる船旅です。
海洋を航行するクルーズ客船が人気ですが、ヨーロッパでは河川を航行するクルーズ客船(リバークルーズ)も人気です。
元々は荒天が多く旅客需要が低下する冬期、旅客船が定期航路での運行を休止しがちな事から、これを活用して温暖地域への巡航サービスが企画されるようになったのが始まりです。
最初は、イギリスのP&Oが1844年にサウサンプトン発着の地中海クルーズを開始した事例です。
1891年にはドイツのハンブルク・アメリカ・ライン社(ハパック/ハパグ 現ハパックロイド)がアルベルト・バリーンの企画で、400名以上の船客を乗せての地中海クルーズを成功させ、大衆クルーズの先駆となりました。
ハパックではバリーンの企画によって1900年には4,500tクラスのクルーズ専用船「プリッツェリン・ヴィクトリア・ルイーズ」(Prinzessin Victoria Luise)も建造、就航させています。
クルーズ運航は、このように大手海運会社の閑散期経営対策として19世紀から20世紀前半にかけて定着しました。
中・小型の旧式客船をクルーズ向けに改装した客船により、アメリカ東海岸からのカリブ海方面クルーズの普及などで大衆化も進んでいきました。
バーラウンジでも演奏します。
ドゥーワップです。