最初は、アンコールワット自体ではなく、郊外の寺院の見学です。
ベンメリアから始めます。アンコールワットから東に40㎞行ったところで、ホテルからは1時間かかりました。
寺院とはいっても、修復されていないので、寺院の部分部分が放置されたままです。下の写真のような形の石は、この地域を訪問するとたくさんありますが、蛇の頭です。
遺跡はこのように、木に覆われています。
左側は寺院の形をとどめていますが、右側はがれきの山といった形です。
なぜ、このようにがれきの山になっているのでしょうか。ここには、昔寺院があって、それが自然の力で崩れたのです。地震の影響ではなく、木の芽が出て、その幹が段々大きくなって、石の間でふとくなったために、石が崩れたのです。
ここは一部の建物が形をとどめていますが、その周辺はガジュマルの木が石の建物を壊してしまったのです。
ここもほとんどの建物が壊れてしまっています。
寺院に向かう参道です。
寺院の周りにある、お堀です。寺院に向かう前に沐浴をするために使われました。日本では、神社でお参りする前に柄杓で水を汲み、手や口を漱いで清めますが、ここでは沐浴で身を清めます。
巨大なガジュマルが何百年もかけて成長して、寺院を崩壊させてしまいました。
冬でも30℃になる暖かい地方なので、ガジュマルが良く育ちます。