京都 37

東福寺塔頭 光明院

明徳2年(1391)、金山明昶(きんざんみょうしょう)によって創建した寺院。

苔が美しいことから別名「虹の苔寺」とも称されます。

方丈の前に広がる池泉式の枯山水庭園は、昭和14年(1939)、重森三玲が策定した名庭です。

平安式の洲浜型の彼池に多数の石組を配し、大会を表す白砂に構成された三か所の三尊石組から仏のごとく斜線上に立石が並んでいます。

その背後には、サツキやつつじが雲紋になぞらえて刈り込まれ、雲の上に月を形どっています。

「波心の庭」から眺めると、羅月案(らげつあん)が東の空に登る月の姿となっています。

窓、壁、障子には月のモチーフがあります。

煩悩を退ければ、月(仏心)が波に移ります。

お茶室

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