バンフ・イエローナイフ・バンクーバー Banff Yellowknife Vancouver 102

イエローナイフのオーロラ

高度およそ90から100 kmの辺りまで到達するにはよほどオーロラ活動が強くなくてはならない。

この高度では酸素よりも窒素のほうが多いため、窒素原子が励起して585.4 nm以下の赤や青の光を出す。

人の目にはこれらの色が混ざり合って、緑色のオーロラのカーテンの縁に、ピンクまたは赤紫のフリルが附属しているように見える。

このように、降り込む粒子のエネルギーが高いほど、平均的なオーロラの発光高度は低くなる。

太陽活動が活発なときは、たまに日本や中国、西欧のような中緯度地方でも赤いオーロラが観測されることがある。

これは磁力線が低緯度側に振れることや、中低緯度地域になると地球の丸みのために上部の赤いオーロラしか見えないこと、オーロラの発光部分の上端が1,000 km以上に伸びることなどと関係がある。

明るさはレイリーで表される。おおよそ1,700 レイリーくらいが肉眼で見えるかどうかの境目である。

オーロラの明るさを照度で表すと、普通のオーロラは0.1–0.01 ルクス程度である。最も明るいオーロラでは数ルクスほどになり、満月の明るさに匹敵する。

ただし、満月が出ていてもオーロラを見たり撮影したりすることはできる。