黒部立山 26

弥陀ヶ原の高原バス待合室でバスを待ちます。10月8日でも暖房が必要です。

右の黒部ダムから、室堂平、天狗平を通って、現在地の弥陀ヶ原にいます。

これから美女平までバスで行き、立山ケーブルカーで千寿ケ原の立山駅に着いた後、バスで称名平バス停まで行きます。

マスの到着を待っている間に雨が降って来たので、バス停の係の人が傘を貸してくれました。

バスが出発しました。

立山杉

美女平の杉です。

立山は佐伯有頼によって改ざんされたと言い伝えられています。

有頼には、許嫁者の美しい姫がいました。

或る時、有頼に会いたい一心で、立山に上って来ましたが、有頼は山を拓くまで買えることはできないと、すげなく姫を追い返しました。

姫は仕方なく山を下りる途中、一本の過ぎに、

美しき 御山の杉よ 心あらば

我がひそかなる祈り ききしや

と祈ったところ、後にその願いが成就して、二人はめでたく結ばれたと伝えられています。

そして、その後の世、この杉を「美女杉」と言い、この歌を三度唱えて祈れば、男女を問わず、我が恋は成就すると淫行されています。

また、この美女杉の有る辺り一帯を「美女平」と呼ぶようになりました。

美女平駅、標高977m

立山博物館オリジナルキャラクター くたべ