JR品川駅から東海道を歩いています。
品川宿の松
この松は、旧東海道品川宿のシンボルとなる「街道松」として東海道が取り持つ縁で、29番目の宿場があった静岡県浜松市の有賀慶吉氏より品川区に寄贈された樹齢約80年の黒松です。
昭和の時代の傘屋さんが今でも健在です。
旧東海道
東海道は、徳川家康が関ヶ原合戦に勝利した翌年の慶長6年(1601)に、徳川幕府を開くよりも早く、江戸-京都間、江戸-大坂間の人馬と情報の往来幹線として整備され、伝馬制の制度が敷かれました。
天妙国寺の山門と無縁仏
弘安8年(1285年)、日蓮の弟子・天目が創建したといいます。天正18年(1590年)8月、徳川家康が江戸入府の前日に天妙国寺を宿所としました。
昭和の時代の畳屋さんが、今も健在です。
こちらは瀬戸物屋さん。
品川寺(ほんせんじ) 真言宗
弘法大師空海を開山とし、大同年間(806 – 810年)に創建されたといいます。長禄元年(1457年)、江戸城を築いた太田道灌により伽藍が建立され、寺号を大円寺と称しました。
本線時は江戸六地蔵、梵鐘、七福神で有名です。
梵鐘の返還
梵鐘には明暦3年(1657年)の銘があり、徳川幕府第四代将軍徳川家綱の寄進とされます。この鐘は幕末に海外へ流出し、パリ万博(1867年)・ウィーン万博(1873年)に展示されたと伝えるが、その後所在不明となっていました。大正8年(1919年)、当時の住職であった仲田順海は鐘がスイス・ジュネーヴ市のアリアナ美術館に所蔵されていることを突き止め、返還交渉を開始しました。外務大臣幣原喜重郎ほか多くの人々の尽力により、ジュネーヴ市議会は鐘を日本へ戻すことに同意し、昭和5年(1930年)、同市の好意により品川寺に返還されました。