八雲の氷川神社前から目黒駅まで・・・。今は目黒通りに、名を変えたこの区間約5キロを、明治の末ごろまで乗り合いの定期馬車が通っていました。黒塗り一頭立て。ペーポーと笛の音。日に6回ほどの運航でしたが、石ころだらけでガタガタ道。場y差は右に左に激しく揺れました。それでついた名前が「ガタクリ馬車。」時は流れ、今はその同じ道を「現代の馬車」車が走ります。
八雲氷川神社
旧襖村の鎮守様。昔から「癪封じの神様」として知られ、健康を願って、わざわざ遠方から参詣に来る人のための宿泊所まで設けられています。ご神木である境内のアカガシを削り取り、煎じて飲むと咳や腹痛が治ると信じられていたそうで、そのご利益にあやかろうと木の皮をはぐ人が絶えなかったといいます。
写真は「剣の舞い」
昔のご神木は既に枯れてしまいましたが、樹齢数百年にもなるアカガシの根株が今も神殿の裏手に残っています。また神社には素戔嗚尊スサノオノミコトの八岐の大蛇(やまたのおろち)退治に因んだ「剣の舞が伝わり、祭礼の折には200年余りの歴史を持つ古式豊かな枚が奉納されます。
太鼓、笛、大拍子に合わせて、一人の人が舞う美しいものです。
神楽殿
祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の3柱です
この神社は昔から、下総や相模からも参詣人が詰めかけ、栄えた神社です。