南禅寺三門からの景色を後にして、天寿庵に向かいます。
天授庵庭園全景
天授庵は南禅寺の開山第一世大明国師無関普門禅師を奉祀する南禅寺の塔頭です。
文永元年(1264)亀山上皇は当地の風光を愛されて離宮を営まれ、禅林寺殿と号されました。
正応4年(1291)離宮を施捨して禅寺とされ、大明国師を奉じて開山とされました。
本堂前庭
庭園は、本堂前庭(東庭)と書院南庭に分かれます。
東庭は枯山水で正門より本堂に至る幾何学的な石畳を軸としています。
書院南庭は庭園の根本的構想などから見ると鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えています。
特に中央の出島にそれが顕著です。