イワシは、海に隣接する領域を持つほとんどの文化において食用にされ、主要な蛋白源の一つである。
日本では刺身、にぎり寿司、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、煮付けなどにして食用とする
稚魚や幼魚はちりめんじゃこ(しらす干し)、釜あげ(釜あげしらす)や煮干しの材料になる。欧米でも塩焼き、酢漬け、油漬(オイル・サーディン)、缶詰(アンチョビ)などで食用にされる。
水揚げ後は傷みやすいので、干物各種・缶詰・つみれなどの加工品として流通することが多く、さしみ、寿司など生食される日本の食べ方は驚かれる。
鮮度がよければ美味で、「七度洗えばタイの味」といわれる。
日本近海のマイワシは産卵前に栄養を蓄え脂がのっている6~7月が旬で、この時期の梅雨にちなんで「入梅イワシ」と呼ばれる
栄養面では、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸を豊富に含む。
CoQ10も含まれる。その一方でプリン体も多量に含むため、高尿酸血症(痛風)の患者やその傾向にある者は摂取を控えるように言われることもある。