ゴルナーグラート鉄道は、ツェルマットの街とゴルナーグラート山頂を結ぶスイスの登山鉄道である。
1898年8月20日開業。2005年10月にBVZホールディングが取得
ゴルナーグラート駅は欧州で最も標高が高い地上駅である。
地下駅を含めるとユングフラウヨッホ駅に次いで欧州2位。
駅に近い標高3,131 mの展望台からは、マッターホルンやモンテ・ローザ、ブライトホルン、リスカムなど、スイスとイタリアの4000 m級の29座を見ることができる
また、沿線はハイキングやウィンタースポーツのフィールドとして人気がある
スイスで最初に建設されたラック式の電気鉄道である
軌間1000 mm(メーターゲージ)のアプト式ラックレールを採用
路線長9.339 km、内3,790 mの複線区間がある。標高差は1500 m近く、最大勾配200‰。最大速度30 km/h。輸送能力は毎時2,511人。架線2本と線路により725 V三相交流で電力を供給する。