京都 26

今熊野観音寺

西国三十三所 第十五番札所 いまくまの

泉涌寺の塔頭で、正しくは新那智山今熊野観音寺という。

空海が自ら観音像を刻んで草堂に安置したのが当寺のはじめというが、斉衡年間(854から857)左大臣藤原緒嗣が伽藍を造営したとも伝える。

文歴元年(1234)後堀川上皇を当寺に葬るなど、歴朝の崇敬を得て栄えた。

伽藍は応仁の兵火で焼失したが、その後復興された。

本堂には空海作と伝える十一面観音像を安置する。

子まもり大師

頭の観音さんとして知られ、病気封じ、知恵授かり、諸願成就の寺として信仰されています。

知恵授かりのご利益でしょうか。