目黒区駒場12

旧前田家本邸です。

古い建物ですから、地震対策のために補強してあるのでしょう。

襖絵について

旧前田家本邸和舘の襖は現在は白地となっていますが、かつては日本画家・橋本雅邦(1835-1908)が描いた<四季山水図>の襖絵が用いられていました。この襖絵は明治43年(1910)に本郷邸に明治天皇が行幸した際に新築された日本館のために明治38年頃に描かれたもので、昭和5年(1930)に本邸が駒場に移転した際に和舘に設えられました。また、御客間違棚には、江戸狩野派の祖・狩野探幽(1602-1674)が描いた小襖が用いられていました。現在、橋本雅邦の襖絵と商事の腰や戸袋30面は前田育徳会が所有し、石川県立美術館に寄託されています。狩野探幽の小襖4面は前田育徳会が所蔵しています。

昭和17年4月、ボルネオ出征直前に撮影された家族写真

前列左より 菊子(利為夫人)、彌々子(三女)、利為候、利祐(利建長男)、朗子(利嗣夫人)、和子(利建長女)、政子(利建夫人)、綾子(利建次女)

後列左より 智意子(次女)、美意子(長女)、利弘(三男)、利建(長男)

利為候は、昭和16年(1941)に太平洋戦争が開戦するとボルネオ守護司令官に任じられ戦地に赴きます。昭和17年ボルネオ島で搭乗していた飛行機が海中墜落、58年の生涯を閉じました。