京都 58

龍安寺石庭

この庭を見る人たち

龍安寺 方丈 林泉

むかし 細川勝元 ここに別行をかまへ住せらるる時 書院より 毎朝男山八幡宮を遥拝船がために庭中に木を植えず、奇岩ばかりにて風光を催す。

名付けて虎の子わたしというふ。

洛北名庭の第一なり。

後年、塀の外の古松高く老いて、昔の風景 そとなる。

其の上、近年方丈回録しぬれば、昔を情と慕われ侍る。

傘置き場も、趣があります。

室町末期(1500年頃)、特芳禅傑などの優れた禅僧によって作庭されたと伝えられています。

石庭は菜種油を混ぜた土で作られた油土塀によって囲まれています。