エジプト 46

コム・オンボ神殿

神殿は変則的で、すべてが主軸を中心に完全な左右対称である。

井戸

神殿の奥壁の内側表面に描かれた浮き彫りは、特に興味深いものであり、おそらく儀式用および一式の外科用器具を表すといわれる。

ハロエリスは治癒神とされ、平癒を願い参拝されたことが知られる。

第18王朝(紀元前1550-前1295年頃)のトトメス3世(在位紀元前1479-前1425年頃)の遺物も発見されているが、現存の神殿は、プトレマイオス6世フィロメトル(在位紀元前180-前145年)の治世に開始され、後のプトレマイオス朝の王、とりわけプトレマイオス12世(在位紀元前80-前51年)の増築により、内側と外側の多柱式の広間が建設された。

その後もティベリウス(在位14-37年)、ドミティアヌス(在位81-96年)、カラカラ帝(在位198-217年)の治世へと引き継がれ、最も外側の部分は、前庭とともにローマ時代に築かれた。

神殿の大部分は、ナイル川や地震で、そして後に他の事業にその石を使用した建築業者によって破壊された。

また、内側の浮き彫り(レリーフ)の一部は、かつて教会として神殿を使用したコプト教徒により損傷した。

台地の南側にあるすべての神殿の建物は、残骸が片づけられ、1893年にジャック・ド・モルガンによって修復された。

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