京都 97

天授庵

庭園は、本堂前庭(東庭)と書院南庭に分かれています。

千両の木の実

書院南庭は鎌倉末期から南北朝時代の特色を備えています。

特に中央の出島が顕著です。

書院側から長大な出島を作り、向かい側からやや小さい出島を配しています。

出島を巴形に組み合わせることによって東西大小の二つの池を区切っています。

絹本著色無関普門像 – 南禅寺の開山・無関普門自賛の頂相で、無関の生前に描かれたものとしては現存する唯一の寿像です。

紙本墨画淡彩聖一国師(円爾)像 – 無関普門の師である円爾自賛の像で、円爾自賛像としては最初期のものです。

絹本著色平田慈均像2幅 – 東福寺の道山玄晟(どうざんげんじょう、無関普門の法嗣)の法嗣である平田慈均(へいでんじきん)の頂相で、平田最晩年期の姿が細やかな筆遣いで表されています。