京都 84

真如堂 沙羅

この木の元でお釈迦様は入寂されました。

三重塔

11月下旬

御本尊阿弥陀如来立像は、約1メートルの寄木造りで、慈覚大師エンジンが中国に9年間留学したのち比叡山に帰り、四種三昧行の本尊とするために作りました。

完成の最後に「修行者のための本尊となってください」と言って眉間に白豪を入れようとすると、阿弥陀如来は頭を横に振られたので、慈覚大師は驚き、白豪相も入れぬまましばらくなすすべもありませんでした。

数日たって大師は阿弥陀如来に「それでは山を下って京都へ行き、一切の人々を救済してください。その中でも特に女性をお救い下さい」と言われるとうなずかれました。

それから50年ほどのち、戒算上人が夢のお告げによって下山させ女院の離宮に安置しました。

松の図

鈴木松年は、明治から大正にかけて活動した日本画家。

鈴木派の祖で、鈴木百年の長男。

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