京都 二尊院
二尊院(にそんいん)は、京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町にある天台宗の寺院
山号は小倉山。寺号は華台寺。
二尊院の名は、本尊の「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来する。
角倉了以(1554~1614)の業績
京の豪商の家に生誕した了以は、徳川家康の政策の下、朱印船貿易の第一船を出港し、以来13年間にわたり、安南国との貿易で蓄財を成した。
その資材を投じて保津川、大堰川開削、富士川疎通、天竜川開削、鴨川疎通、高瀬川開削を行い、「水運の父」と呼ばれる偉業を成した。
総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として知られる。
奥には小倉百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所がある。
また、小倉あん発祥の地として伝わる。