京都2-55

詩仙堂 雨に濡れた後、朝日に浴びて湯気が出てます。

井戸

竈 かまど

詩仙は日本の三十六歌仙にならい林羅山の意見をもとめながら漢晋唐宋の各時代から選ばれた。

一般にししおどしとして知られる、添水 (そうず) と呼ばれる仕掛けにより時折り響く音は、鹿や猪の進入を防ぐという実用性とともに静寂な庭のアクセントになっており丈山も好んだという。

詩仙堂は正確には凹凸窠 (おうとつか) といい、凹凸窠とはでこぼこの土地に建てられた住居の意味であり、建物や庭園は山の斜面に沿って作られています。

丈山は詩仙の間を含め建物や庭の10個の要素を凹凸窠十境と見立てました。

ムラサキシキブ

肖像は狩野探幽によって描かれ詩仙の間の四方の壁に掲げられています。