中目黒5

中目黒八幡神社

旧中目黒全体の鎮守で、誉田別命(ほんだわけのみこと 応神天皇)を主神都市、天照大神を合祀しています。

創建以来、幾度か火災に遭い記録や資料に乏しく、創建年代は不明です。現在の建物は堂々とした八棟づくりで昭和11年9月の落成です。

この神社は昔から十二座の神楽を奏することで有名で、今でも毎年九月の例大祭(第三の土、日)には演目十二座の神楽が奏されています。

本田の左側に神社の縁起などが刻まれている八幡神社の碑がありますが、文字は書道の大家豊道春海先生の書かれたものです。

境内には高さ30mを超える榎の名木や、いちょう、けやき、しいなどの古木が茂り、泉が湧き出ている静寂な環境を作っています。

祐天寺の塀とお地蔵様です。

祐天寺は、享保3年(1718)祐天上人を開山と仰ぎその高弟祐海上人が創建した寺院です。当時新しい寺院の建立は幕府の厳しい制約がって困難でしたが、祐天上人のかねてからの強い希望と、祐海上人の大変な努力によって、享保8年「明顕山祐天寺」の寺号が許されました。

以来、将軍吉宗の浄財喜捨や特別の保護を受けるなど、徳川家と因縁のある寺として栄えてきました。本堂には、「木造祐天上人座像」が安置されています。この尊像は、将軍綱吉の息女松姫の寄進で、享保4年大仏師法橋石見の名作です。また、祐天寺第二世「祐海上人の木造座像」等が安置されています。