トルコ・サントリーニ76

イスタンブール

2大陸にまたがる大都市であり、アジアの最も西にある都市でもある

商業や歴史の中心はヨーロッパ側に広がり、住民の3分の1はアジア側に居住している

サライブルヌの岬に紀元前660年にビュザンティオンとして創建され、現在では歴史上最も重要な都市の一つとしてイスタンブールは知られている

330年にコンスタンティノープルとして再建されて以降およそ16世紀の間、ローマ帝国(330年 – 395年)、ビザンティン(395年 – 1204年、1261年 – 1453年)、ラテン帝国(1204年 – 1261年)、オスマン帝国(1453年 – 1922年) と4つの帝国の首都であった

1453年にオスマン帝国により都市が征服されコンスタンティノープルの陥落が起こる以前のローマやビザンティンの時代はキリスト教発展の要であったが、征服後はイスラム教の中心やオスマンのカリフの中心に変わった

1923年にトルコ共和国がアンカラを新しい首都に制定したが、宮殿や帝国のモスクは今でもイスタンブールの丘に見ることが出来、イスタンブールの以前の中心的な役割を想起させる遺産となっている。イスタンブールは歴史上重要なシルクロードに沿った戦略的な場所に位置する

ヨーロッパ=アナトリア間の鉄道網(オリエンタル鉄道・トルコ国鉄)と黒海・地中海を結ぶ唯一の航路がイスタンブールで交わっている。アナトリア中から移住者がイスタンブールやその周辺に集まって居住地が広まり、1950年代以来人口は10倍に増加している

20世紀後半には芸術祭が確立し、その間にインフラが改善され複合的な交通網が整備されていった

欧州文化首都であった2010年にはイスタンブールに約700万人の海外からの観光客が訪れ、世界で10番目に最もポピュラーな観光地であった