目黒不動尊11

寺の裏手に青木昆陽の墓があります。昆陽は1735(享保20)年「蕃藷考(ばんしょこう)」をあらわし、サツマイモを備荒作物とすることを建言、江戸町奉行大岡忠相の公園を得て、目黒の地で試作に成功し、全国に普及させました。晩年鳳神社裏に隠棲しました。

どんな ものにも よさがある

どんな ひとにも よさがある

よさが それぞれ みなちがう

よさが いっぱい かくれてる

どこか とりえが あるものだ

ものの とりえを ひきだそう

ひとの とりえを そだてよう

じぶんの とりえを ささげよう

とりえ とりえが むすばれて

このよは たのしい ふえせかい

サツマイモのために畝を高くし、苗を植えてあります。

七福神
七福神信仰は室町時代に始まって、江戸時代から庶民の間に急速に広まり、「七福神もうで」がお正月の行事として流行するようになりました。七福神もうでは、元旦から七草までの間に、近くの七福神を祭った寺や神社を巡り歩き、1年間の「家内安全」「無病息災」「商売繁盛」「所願成就」を祈願します。

覚林寺(清正公)   毘沙門天
妙円寺        福禄寿尊・寿老人尊
蟠竜寺        弁財天
瑞聖寺        布袋尊
大円寺        大黒天
瀧泉寺(目黒不動)  恵比寿神

恵比寿尊は日本の神。

狩衣姿で、右手に釣り竿を持ち、左脇に鯛を抱える姿が一般的。

初春の祝福芸として、えびす人形を舞わせてみせた大道芸やその芸人のことも「恵比須(恵比須回し)」と呼びました。