洪道場に囲碁の本を寄付

最近、阿佐ヶ谷にある囲碁の洪道場に囲碁の本を200冊(ほとんど新品)ほど寄付しました。

洪道場の洪清泉さんは囲碁のプロ四段です。韓国のアマチュア全国大会で18回も優勝しましたが、韓国でプロ入りすることはできませんでした。2002年、世界アマチュア囲碁選手権で緑星囲碁学園を主宰する菊池康郎に会ったのが一つの転機となって、菊池との会話を通して「菊池先生のようになりたい」と考えるようになりました。子ども教室を開きたいというかねてからの思いもあって、日本に渡ることを決意しました。2005年から洪道場を始めました。関西棋院で入段試験に合格し2009年に27歳で入段。

2019年9月1日からプロ棋士としては長期休場に入り、囲碁道場に専念することとしました。私は以前緑星学園の写真を見た時に、室内に囲碁の本がたくさんあって、それを子供たちが読んでいたのを覚えています。そこで、少しでもお役に立ちたいと思って、囲碁の本を寄付しました。

この道場出身者には、芝野虎丸八段(19)、一力遼八段(22)や藤沢里菜女流四冠(20)などがいます。頑張ってほしい。

<続編>

静岡県熱海市の「あたみ石亭」で打たれていた第44期囲碁名人戦七番勝負第5局は2019年10月8日、挑戦者の芝野虎丸八段(19)が張栩(ちょうう)名人(39)に252手で白番中押し勝ちを収め、シリーズ4勝1敗でタイトルを奪取しました。

19歳11カ月での名人獲得は、20歳4カ月で名人になった10年前の井山裕太・現四冠(30)の記録を破り、囲碁七大タイトル戦史上最年少となりました。